廃棄物処理リサイクル問題
リサイクル環境問題には「環境問題」と「環境負荷の低減」の２つがあります。
廃棄物の処理・リサイクルに伴う環境問題の例
廃棄物の処理リサイクルに伴う環境問題の直接的な例として収集・運搬車両からの排気ガス・排水・悪臭、破砕施設での騒音、埋立地からの発生ガス・浸出液等があります。間接的な例としては、廃棄物処理施設の建設やその運転において、資源やエネルギーを利用しているが、これらを生み出す過程で環境負荷が発生していることがあります。
廃棄物の処理・リサイクルに伴う環境負荷の低減
このような状況への対応策として、廃棄物の処理・リサイクルの各段階で環境負荷を極力低減すべきことはもちろんですが、大量生産・大量消費・大量廃棄の社会システムを改善することも重要です。
前者については、廃棄物処理法が廃棄物の適正な分別、保管、収集、運搬、再生、処分等の処理を求めています。
後者につきましては、環境基本法の下に循環型社会形成推進基本法が制定され、天然資源の消費を抑制し、環境への負荷ができる限り低減される社会(循環型社会)を形成するために①廃棄物等の発生の抑制、②循環資源の利用(再使用、再生利用、熱回収)の促進、及び③循環的な利用ができない物の適正な処分の確保を求めています。また、各種リサイクル法が具体的対応を求めています。
